今年も残すところあと1ヶ月となりました。月末恒例のノルマンディー1歳馬近況更新です。
馴致も徐々に進み坂路に入っている馬も出てきました。
育成状況を一覧にまとめてみました。馴致を終えて坂路入りしている馬は5頭いて、ヴイプラドの17とミネルバサウンドの17に関しては坂路2本と一番進んています。早生まれかつ馬体重も500キロ越していると言うことで負荷にも耐えられるとの判断なのかもしれないですね。
一方で、多くの馬が馴致中の中、まだ馴致が始まっていない馬が6頭。この辺は比較的遅生まれで馬体重も小さめの馬ってことになるでしょうか、あと怪我で頓挫してる馬。まあ、遅かれ少なかれそのうち馴致をやって育成に入ってくるとは思いますので時間の問題でしょうかね。
育成の立ち、上げに関してはどうしても他との比較になってきますが、開始時期として3ヶ月ほど遅く、立ち上がっていくスピードもそれほど早くないので、体感として約半年くらいのギャップがあるのはこのクラブの特長ですね。あくまでも馬の成長を優先です、馬に合わせて育成を施していくスタイル、です。
今回の近況の写真をみても、北海道は冬に完全に入ったようで、立派に冬毛が生えそろってきました笑。
ピカピカだったペッシュドールの17も
すっかり冬モード。まだこれから冬毛にびっしりと覆われていくのかと思うと、北海道の長い冬の始まりなんだな、と思ってしまいます。
と、同時に、来月以降もっと筋肉のハリであったりつき具合が写真だけではわからない時期になってしまうので、判断が難しくなるなーと感じますね。
それに加えて、2次募集なんて冬毛真っ盛りの今準備してることだと思うので中々出資タイミングとしても難しそう…。ラインナップが楽しみではあるんですが、判断は慎重にと言う感じかな。
今回の更新でお!と思った1頭はシュヴァリエの17
馬体重:455kg
現在は夜間放牧と並行しながら馴致をおこなっています。担当者は「こちらの環境にはすぐに慣れた様子で、馴致もドライビングの段階。特に問題は見られず、ここまで順調に進めることが出来ています。強いて言えば、周りに牝馬がいると気にするくらいですが、他の牡馬にも見られることなので、あまり心配する必要はないでしょう。首の力が強く、騎乗して最初のうちは制御に苦労するかもしれませんが、成長力がありそうですし、今後が楽しみな一頭だと思います」と話していました。
ウインの2次ツアーでCVFの乗り役さんから教えてもらったのが、走るスクリーンヒーロー産駒の特徴は「首の力が強いこと」のようです。ウインオスカーやウインゼノビアも育成時代から持って行かれるくらい首の力が強く、力んで走っているような感じがあっても、ちゃんと推進力になるのが走るスクリーンヒーローのようです。
そういった意味で、ちょっと注目してみたい1頭かな、と思いました。
あとはラインレジーナの17が馬体重が増え、かなりポジコメが出てきてたので岡スタ安牝馬枠で良さげ。あとはこれといって急に売れるような材料はなかったかと思うので、春まではこのまま様子見できればいいですね、と言う感じ。
そんな感じですかね。これいいよって馬がいたらぜひ教えてくださいませませ。